こんにちは。天然石のお店・昴堂店長の矢野です。
今回はブラジル産水晶を紹介します。ちょっと変わった形のクラスターをみつけたので仕入れて来ました。
親子のように結晶が重なった水晶です。
二種類のツインクリスタルが一つのクラスターになってるんですね。しかもペアとペアも重なっているという珍しい結晶です。
水晶クラスターを紹介しますね。
ペアが重なったクラスター
この水晶真ん中に直径40mmの太い結晶があります。その太い結晶の周りを小さな結晶が取り囲んでいます。まるで家族みたいです。
ドルフィン型・平行にくっついたツインクリスタル
太い結晶には、小さな結晶が平行にくっついています。ツインクリスタルですね。
ツインクリスタルにも様々な呼び方があります。同じ大きさならソウルメイト、長さが違うものはタントリックツイン。大きな結晶の表面に極端に小さな結晶が平行についているものはドルフィンクリスタルといいます。
この場合は大きい方と小さい方の差がはっきりしているのでドルフィンクリスタルになりますね。
また、小さな結晶がめり込んでいたらコンパニオンクリスタルといいます。
この水晶はドルフィンツインとコンパニオンの中間のような形です。でも、はっきりと独立しているのでツインクリスタルといえそうですね。
さらに。
この小さな結晶には、さらに小さな結晶が付いてるんですよ。
ツイン(双子)じゃなくてトリプレット(三つ子)といった方がいいのでしょうか。さすがにトリプレットクリスタルという名前は聞いたことがないので。トリプレットクリスタルと言ってもだれも分かってくれそうにないのですね。
でも大きさがかなり違うので三つ子というより。
親・子・孫みたいです。
三世代クリスタル?ますますわけがわからなくなりそうです。
ツインフレーム型・根本でくっついたツインクリスタル
よーく見ると、手前の結晶は根本でくっついています。
小さな結晶が根本でつながってV字型になってます。ほぼ84度の角度でつながってます。双晶といえるかもしれませんが、板状じゃないので日本式双晶にはならないです。
こちらもツインクリスタルになってるんですね。ツインクリスタルは根本でくっついている物と、並んでくっついている物どちらにも使われる名前です。この場合は根本でくっついているツインクリスタルですね。
この面を共有して成長したようですね。それとも先に左の結晶があって後から右の結晶が成長したのでしょうか。
だいたい同じ大きさの結晶が根本でつながっている場合はツインフレームクリスタルといいます。このくらいの大きさの違いならツインフレームといってもいいのか微妙なところ。ツインフレームタイプと言っておきましょう。
でも、ツインクリスタルには違いありません。
さらに。
手前のツインクリスタルが隣の太い水晶にめり込んでます。
根本でつながるタイプと、並行してつながるタイプがお互いにめり込んで繋がってる。
なんだか面白いですね。
二種類のツインクリスタルがひとつになった珍しい水晶クラスターです。
気になったらぜひ。
今回紹介した意外にも水晶クラスターはありますよ。
今後とも宜しくお願いしますね。
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