こんにちは。天然石のお店・昴堂店長の矢野です。
アーティーチョーク水晶(artichoke quartz)を紹介します。ワニ水晶という名前で売られていることもあります。まだまだ珍しい水晶ですね。
アーティーチョークとは朝鮮アザミのことです。朝鮮アザミのツボミの形に似ているからアーティーチョークというそうです。
一見すると、キャンドルクォーツや鎧水晶に似ています。でも、シルエットが山のようになっているので、キャンドルクォーツともちょっと違う。ふしぎな形の水晶なんですね。
アーティーチョーク水晶
まだあまりなじみのないアーティーチョーククォーツ(アーティーチョーク水晶)ですが。最初見たときは鎧水晶のようだなと思いました。でもそれにしては先端が尖りすぎている。キャンドルクォーツ(蠟燭水晶)にも似ています。
キャンドルクォーツは中心に大きな結晶があってその周囲を取り囲むようなかんじで小さな結晶がはりついています。でも、この水晶はポイントの先端にいくに従って細くなっています。全体のシルエットが三角になってるんですね。
このタイプの結晶は先に大きな結晶が成長したあと。珪酸溶液が濃くなったか、温度が低くなったかで一度に沢山の結晶核が生まれ、あちらこちらで沢山の結晶が急激に産まれたものです。小さな三角形の頭が一つ一つの結晶なんですね。みなが同じ速度で成長すれば大きな一つの結晶ポイントになったのかもしれません。でも、バラバラに成長したので、先端の高さが違ってしまう。それでこんな形になったと考えられます。
となると、アーティーチョーククォーツはキャンドルクォーツよりもさらに沢山の結晶が産まれて、先にあった結晶を飲み込んでしまいそうなくらい成長したものでしょうね。
おなじ水晶でも結晶の成長の仕方で随分と形が変わるものなのですね。
パワーストーン的な意味
観賞用としても面白い形ですが。パワーストーン的にはどんな意味があるのでしょうか。沢山の結晶が集まって出来たということから考えると。力を集める。物事を成し遂げるために協力する、パワーを集める。という意味が期待できそうですね。
水晶そのものは浄化・癒やしの意味があります。キャンドルクォーツ的な優しそうで美味しそうな外観?に癒やしを感じる人もいると思います。
今回紹介するものは表面がテカテカしているので、つるつるな感触が触ったときに気持ちいい。適度な凸凹があるので、手に持ったときに微妙な刺激があります。他のクラスターやポイントにはない独特な肌触りですね。
観賞用としても面白い水晶ですよね。パワーストーンとしても癒やしや集中によさそうですね。
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